"彼"にとっての「理想の自分」とは、共同体のルールに忠実に従う自分、である。
過去に彼は共同体のルールに背き、その共同体から逃げ出した。
しかし「理想の自分」の姿に従いそのルールに従っていたら、彼は死んでいた。
その物語の存在さえ隠蔽されたまま、名前すら与えられないまま。
ルールに従わなかった「現実の自分」は「理想の自分」を否定し、認めず、抑圧した。
自己嫌悪とは、理想の自分が現実の自分を嫌悪することである。
「理想の自分」はルールに背いておめおめと生き延びた「現実の自分」を嫌悪し、結果、彼は分裂・自己嫌悪に至ったのだ。
彼は「理想の自分」を認めようとしないまま旅を続けた。もしかしたら狂ってしまう寸前のところまで来ていたのかもしれない。
だから自らの話を持ち出してまで自分に気付かせてくれた彼女に感謝の言葉を述べたのだろう。
自己犠牲を良しとし、最終的には現在の共同体のために犠牲になることで、「理想の自分」を肯定した。
それは同時に、過去の共同体のルールを否定することにもなったのが、それは彼の中の天秤の傾きが変わった証拠なのだろう。
彼は、今の共同体のルールを、ひいては今の仲間を選んだのだ。





…みたいなことをずっと考えてたらお腹が減った
久々にインスタントものが食べたくなって、カップ焼きそば(塩)を買ってきてしまった
インスタントものってたまに食べるとうまいんだよな
ホルモンの関係で月に何日か無償にジャンクフードが食べたくなってしまって非常に困る
今は多分、単にお腹が減ってたらなんだろうけど



ああ、
なんか久々にゆったりした気分だ
時間に余裕があるってスバラシイね
部室行って作業しよう
部屋だと誘惑が多すぎる