暗闇



寂しくなってしまった



新たなhomeを創ろう
私も帰れる場所

ありのままの私を笑わないでいてくれる場所
私が私じゃなくなれる場所





必要としてください。
求めてください。
私は生きています。
私はここにいます。



喉を枯らしましょう
自我から遠ざかりましょう
殺したかったこの身を生かし、
器に入り形を変えましょう

あの場所に棲む魔物
一年前の夏、出番待ちの袖で、私は心臓を喰われ発狂した

毎回取り込まれそうになりながら、戻れないことがわかっている
病み付きになる感覚
致死量を知らないまま、毒の味をしめてしまう



私程度でこの狂い方だ、
私の尊敬するひとたちはどれだけ喰われているのだろうか。
狂いを感じさせぬ上品でクレバーな振る舞い
憧れてやまない





最中の記憶はあまりなく、完全に取り込まれているんじゃないかとも思う
たった２時間の救いを求めて生きるからっぽな日々、
それもまた良いじゃあないか。